写真で感動すること16 VITROX EF-FX2 レンズ比較 XF35mm F2とEF50 F1.8

お盆が過ぎ一気に夕方は涼しくなりましたね。さすがに日中はまだ猛暑で写真を撮り歩くには向かないですが、じっと部屋にドジこもるのもあまり好きではありませんので、夕方に新しく買ったXF35mm F2と修理から戻って来たXE-2で写真を撮りに行きました。ただ単に撮っても記事としては面白くないので、キャノン製レンズ EF50 F1.8との比較です。

まずはそれぞれのレンズの紹介です。XF35mm F2は神レンズとして富士フィルムユーザーには知れ渡っており、価格帯も4万円程度と購入しやすいため、初めての単焦点レンズとして選ぶ方が多いのではないでしょうか。手振れ補正はついていませんが、F2と明るく、その描写もたいへんシャープで使いやすいレンズです。また170 gと軽く、XE-2との組み合わせでは500g程度とペットボトル一本とほぼ同じで機動性は抜群です。なお、現在はキャッシュバックキャンペーンのため、実売価格は35,000円と買い時となっております。

一方、EF50 F1.8はキャノンの単焦点レンズです。キャノンユーザーでなくとも少しカメラを調べた方は聞いたことがあると思います。俗にいう餌巻きレンズと呼ばれ、15,000円ほどで購入できます。EF50 F1.8は新旧2つのレンズが存在しますが、僕が使用しているのは、若干重くなり価格帯もアップしたことにより、より描写性が高くなった新バージョンのSTMがつく方です。こちらもキャノンユーザーの初めての単焦点レンズに購入する人が多く、キットレンズよりもきれいな描写とボケにはまり、これからレンズ沼に入りこむ人が増えるとのことで有名です。重さは160 gと、XF35mm F2の170 gより軽いのですが、キャノン製のレンズはそのままでは、フジフィルムのカメラに装着することができないため、マウントアダプターを介して装着することになります。

マウントアダプターは、カメラ側がXマウント、レンズ側がEFマウントならキャノン製のレンズが富士フィルムで使えるようになります。マウントアダプターの種類によっては、オートフォーカスが使えなかったり、撮影条件の記録ができない等ありますが、僕が購入したVITROX EF-FX2 0.71 スピードブースターは、オートフォーカスも電子記録もできる優れもので、重さも140 gと軽いです。なお、このVITROX EF-FX2 0.71 スピードブースターは発売されて間もないためか、日本語のレビューはかなり少ないです。ユーチューブでは、英語のレビューもあり、多くのユーチューバーがいい買い物だった、オートフォーカスもしっかり効くなど高レビューでした。さて、VITROX EF-FX2 0.71 スピードブースターとEF50 F1.8の組み合わせだと、重さは300 gとなります。記事を書いている2019年8月末時点では22,000~25,000円の範囲で販売されており、EF50 F1.8の販売価格と併せると、38,000円前後となります。

VITROX EF-FX2 0.71 スピードブースターは、このほかレンズをパワーアップさせる効果があります。スピードブースターとあるように、絞り一段分つまりシャッター速度を一段分上げることができます。つまり、F1.8のレンズだとF1.3で撮影できるようになります。その代わりに、レンズの焦点距離が0.71倍になり、より広角撮影向きのレンズと変わります。つまり、APSCの撮像素子のフジフィルムカメラだと35mm換算の焦点距離は、EF50 mm F1.8だと、50 ×0.71 ×1.5 =53 mmとなり、焦点距離はおおよそXF35mm F2と同じになります。そのため、XF35mm F2とEF50 F1.8 STMのレンズ比較をいたしました。

写真からもわかるように、XF35mm F2の方が明らかに小さいです。EF50 F1.8は一回り大きいという感じでしょうか。なお、XE-2とEF50 F1.8の組み合わせはバランスも良く、機動性は十分なのでしょうか。

ここまでは見た目や数字上の比較です。文字だけだとわかりづらいのでもう一度、下に記載しました。

■XF35とEF50(EF-FXを含むが省略)の比較。
・価格
XF35 35,000~40,000円
EF50 38,000円
・重さ
XF35 170 g
EF50 300 g
・大きさ
XF35 小
EF50 大
・絞り
XF35 F2
EF50 F1.3
・焦点距離
XF35 35mm
EF50 35mm

ここからは両者の描写性能を比較したいと思います。18時と薄暗くなりかけた頃に、秋葉原にある神田明神に行って来ました。この時間でもまだ参拝客が多かったです。

まずは、XF35で撮影です。

さすが、フジの神レンズで不満の一つもない描写です。ここからは、同じ被写体で両レンズの比較を行います。ピントは左側の神田明神と書かれた灯篭にすべて合わせました。まずは、絞り開放からF1.8まで、XF35mm F2では比較できない部分の描写です。夕方で薄暗いため、ISO1600ですべて撮影しております。また、等倍写真以外の掲載写真は1600万画像で撮影したものを30 %に縮小したものを掲載しています。

■EF50 F1.3

周辺部分は気になりませんが、左側の狛犬がもわっとしています。
等倍ではどうでしょうか。

等倍でも周辺部分に限れば実用範囲なのではないでしょうか。それにしても、狛犬の辺りが思いっきり流れており、独特の描写になっています。

■EF50 F1.4

スポンサーリンク

左側の流れがひどくなりました。また、周辺部分の描写は違いが判りません。

ここから下は、両レンズの比較です。はじめがEF50、次にXF35の順で載せていきます。

■F2.0 

見た感じではXF35mmの圧勝ではないでしょうか。等倍ではどうでしょうか。

令和元年と書かれた辺りが、両者の描写の違いが顕著にでています。

■F2.8

通常の撮影では、F2.8あれば十分なので、ここで描写が良ければEF50も十分使えるはずです。比較ではどうでしょう。やはり、左側の狛犬や令和元年の辺りの流れが気にはなりますが、辛うじて実用範囲の描写ではないでしょうか。それにしても、XF35の描写性の高さが際立ちます。

■F4.0

ここまで絞ってもXF35の描写性にEF50のそれは追いつくことができません。これは純正と、マウントアダプターを介した他社製との性能の差でしょうか。しかし、ある意味F4辺りまで絞れば普通にEF50も使える範囲ですし、XF35 F2では使えないF1.3もEF50では一応使えます。ただ実用範囲は、周辺部のみですが。

描写は比べる前から想像がついていたように、純正の神レンズXF35 F2が圧勝でした。これだけだと、VITROX EF-FX2を購入する意味がなさそうなので、補足すると当然ながら他のキャノンレンズがXマウントで使えるようになります。レンズに手振れ補正がついている場合は、手振れ補正も使えます。また、フジフィルムの場合、サードパーティー製レンズが圧倒的に少なく、更に純正の望遠レンズも少ないうえ高価です。そういったモノとの掛け合いでは、VITROX EF-FX2も十分に機能を発揮するのではないでしょうか。

スポンサーリンク

コメントを残す