音楽で感動すること⑪ 自作スピーカー ウッドコーンスピーカー その2

昨日の続きでウッドコーンスピーカーの自作についての記事です。合計費用43,386円の内訳は以下です。
木材         5,140円
木材加工       1,555円
やすりボンドニス  3,105円
スピーカーユニット 17,430円
吸音材やコード等 5,125円
銅銀ケーブル 1,191円
アンプ(fostex AP15d) 9,840円

まず、ParcAudioのウッドコーンのスピーカーユニット【DCU-F121W  10cmフルレンジスピーカー】を使うことを前提に、スピーカーのBoxの設計図を考えることになります。僕はParcAudioのホームページにある推奨設計を使いました。初めてのスピーカー作成のため、どのような寸法でスピーカーボックスを作ればよいかわからなかったため、ホームページの設計図をそっくりそのまま使うことがベストと考えました。なお、寸法はどのようなものにしてもそれなりの音が出るみたいです。詳しいことはわかりませんが、寸法の違いにより低温の出方が大きく変わってくるそうです。このような微調整ができるのも自作のメリットと思います

なお、1年以上前に作ったのですが、本日ホームページで価格をみてみると、ウッドコーンのスピーカーユニットは値上がりしているみたいです。10月23日時点で、ウッドコーンの10cm スピーカーユニット2つの価格は、18,720円でした。1割程度の価格上昇です。

次に木材を買いにホームセンターへ行きました。このあたりも詳しくは知らないのですが、しっかりとした重低音と切れの良い音を出したかったため、なるべく厚みのある木材で重いものを探しました。厚み1.2cm と1.5cmでは木材の価格が大きく違うため、安く作ろうと1.2cmのものを購入しました。木材の種類によっても、その密度などからその音色が大きく変わるとのことです。予算に余裕があればいろいろと試し、好みの音色の木材を探してみると面白いかも知れません。

この木材を設計図面に合わして切断するのですが、自分でのこぎりを使いきることに大きな抵抗があったため、ホームセンターのおじさんに設計図通りに電動のこぎりで切ってもらいました。特にスピーカーユニットを取り付ける円形部分は通常ののこぎりでは綺麗に切断できないためで、加工料を払ってお願いするのも手だと思います。木材加工料1,555円で、設計図通りに加工してもらうのは、時間対費用を考えると安いと思いました。その場では加工してもらえず、引き渡しまで二日かかるとのことでした。そのため後日仕事の帰りにホームセンターに寄り、木材の引き渡しを受けました。

これからは設計図に従って、木材をボンドで加工していきました。この時に気づいたのですが、切断の寸法が少しずれていました。おじさん、しっかり切ってよと思いましたが、後の祭りでしかなかったです。人のすることなので多少のミスはあるのが前提ですが、結構寸法がずれていました。より正確に作成したいと思うならば、予備の材料を用意しておくことをお勧めします。このように少し残念なことがありましたが、自作を前提としているため、このような多少の寸法の違いも妥協し、ずれたまま固定してきました。下の写真でもわかるほど、片側のスピーカーは結構歪んでいます。なお、ボンドが乾くまで二日間じっくりと持ちました。ここも実はバランスよく固定するのが非常に難しく、うまく形が整えることができたときに、本などの重しを乗せ安定させてきました。ボンドを付けた初日は、組み立てたスピーカーボックスがバランスを崩すのではないかと冷や冷やし、ドアの開け閉めもそーっと行いました。ただ単にポンドが乾くのを待つだけですが、何気に一番の難所かもしれません。

結構体力的に苦労したのが、Boxができた後に、やすり磨きです。目の粗いものから細かいやすりに少しずつ変えて磨いていくのですが、磨く面が多いうえに力が結構いります。きめの粗いやすりを使っている時は、さほど気になりませんでしたが、目を細かくすると磨くのに時間がとてもかかります。どうせ音質には影響がなさそうですし、肌触りだけで、後でニスも塗るのでそんなに時間をかけて磨く必要はなかったかもしれません。8時間くらいを費やした気がします。大変な根気がいりました。

その後はニスを塗るのですが、天気予報で適度な曇りの日を選びました。室内でニスを塗ると臭いが充満しそうだったので、ベランダでの作業を行いました。そのため、雨は厳禁で、日差しが強い日も影響がでそうなので、あえて適度な曇り日を選びました。Boxの底にもニスを塗るので、これもそこそこ時間がかかりました。乾いた後には、軽くキメの粗いやすりからキメの細かいやすりで磨き、もう一度ニスを塗りました。乾いた後はもう一度、やすりでさらに入念に磨きを入れました。

後は、好みの問題かもしれませんが、音にキレを出すために、Box内に吸音材をボンドで固定していきます。Box内で密閉の防音室を作ることができるほど、音にキレが出、低音も大きくなるそうです。スピーカー内側に吸音材を敷き詰めたため、内部の面積は一回り、二回り小さくなりました。スピーカー内部の体積が減るのに音が良くなり、低音が大きくなるというのは不思議です。実際に吸音材を敷き詰めない場合を試せていないので、比較はできませんが、結果的には音は期待以上でした。

この後は、単純にスピーカーユニットをねじで取り付けて完成です。アンプに接続し、楽曲を流すのですが、、、成功してほしいという期待と、どんな音が出るのかと大変ドキドキしました。

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えっ?音がスカスカしている。これだけのお金と時間と労力、知識を使ったのに、、、想像以下の音が聞こえてきました。はじめはショックとしか言えない感じでした。それが、数分で音にキレが出だし、重低音もしっかり想定以上に響き、どんどんいろいろな楽曲を再生してみたいと思うくらい音色が良くなりました。20時間ほどのエイジングで、素晴らしい音色を奏でるようになりました。ウッドコーンが響くだけあって、ギターやバイオリン、ピアノなど木を響かせる楽器の音色は特に素晴らしいです。後は、女性ボーカルも木の温かさというか、そのようなもののおかげで大変な艶が出ていると感じたところが、少し意外な良い点でした。

なお、アンプも部屋の大きさを考慮して手のひらサイズのfostex AP15dを購入しました。通常のアンプと比べかなり小さいサイズなので音質が不安でしたが、値段を考えると決して悪い音質ではなかったです。

この後アンプやケーブルを替えたりと好みの音へカスタマイズしていきました。自作を通じて楽しみながらスピーカーの仕組みやケーブルによる音の違いやエイジングなどいろいろなことを勉強できました。また、材料とウッドコーンのスピーカーユニットの組み合わせが良かったのか、非常に高音質のスピーカーで、音に関しては一切不安がありません。イヤホンと比べるのは変ですが、SE215 spと比べても音質の劣りは感じません。SE215 spと同程度の音質を体で感じることができると思うと、大変なコスパだと思います。

スピーカー作成は思っているより簡単なので、興味がある方は是非気軽に試してみてください^^

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