映画で感動すること⑨ レオン(1994)

レオンはもう説明はいらない名作だと思います。スリルがある映画かと思いきや、ちょこちょこユーモアもありバランスが良い映画ですね。

 ジャンレノ演じる殺し屋が何故牛乳を好きなのかは気になるところですが、、、しかも2パック、これも何か意味があるのかもしれませんが、僕にはわかりません。

 マルチダが“大人になっても辛い?”の問いかけに、レオンは“いつだって同じさ”と回答していますが、実に奥深い回答ですね。辛い経験をしない大人の方が珍しいのではないでしょうか、それは例え殺し屋であっても。

 彼はいつだって殺し屋の辛さを感じており、少女と一緒には生きられないと感じて苦しんでいたのではないでしょうか。最後のシーンでは、マルチダは自ら日の当たる通りに出るのですが、レオンは暗闇から日の当たる通りにでる瞬間で麻薬取締官のゲイリーに撃たれてしまいます。これは悪事に手を染めたものは、日の当たるところでは生きられないということを表現しているのかもしれません。

 考えれば考えるほどいろいろな見方ができる映画ですね。他の方のレビューを拝見すると、レオンのロリコン説も、ゲイリーの薬中説もあり、冷静に考えればマルチダの父親がそもそも事の発端なんだから、やり方はまずいけれど、ゲイリーが正義と考えることもできます。

 僕なりの解釈では、正義とか悪じゃなくて、冷徹な殺し屋でも人に優しくなれる部分があるということじゃないでしょうか。レオンは仕事上では、簡単に人を殺してしまいます。一方で、女/子供は殺さない主義ですが、一度はマルチダに銃を向け殺そうとし、引きとどまります。これは、自分の主義を貫いただけではないでしょうか。そんなレオンも長くマルチダと一緒にいるうちに、家族みたいな安らぎを感じていたのでしょう。

 マルチダも家族が殺されたのに、殺し屋と暮らすなんてと思います。誘拐犯をさらわれた子が好きになるようなストックホルム症候群になっていたのではないかと思います。難しい事は抜きにすると、何も考えず楽しめる映画であることには間違いありません、この文章を書いてふと思ったのですが、小学生の少年って好きな子にいたずらをしますよね。あれってストックホルム症候群的なものを狙っているんでしょうか。最近、やたら痴漢のニュースとかも見ますし、嫌がらせをする→相手が好意を自分に持つって思っている人いるとすると怖い世の中になりましたね^^

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