写真で感動すること⑦ 夜景撮影 三脚のすすめ

僕は夜景写真が好きなのです。昼の雰囲気と違いライトアップされた町並みはとても幻想的に変わり、旅を豊かにします。下の写真は、クロアチアの写真ですが、昼と夜ずいぶん雰囲気が違いませんか。夜の方が建物などを強調されてみませんか。夜景の写真撮影をしていると、僕と同じ構図で写真を撮ってくるカメラマンがいます。しかし、そのままでは決して同じように撮ることはできません。今回は、僕が行っている夜景撮影の方法を紹介したいと思います。カメラマンそれぞれ撮影手法があるので、その一つぐらいで読んでいただけたらと思います。


(DP2 Merrill)

次の写真は浅草寺で撮りました。三脚は使用しておりません。絞りや高感度の設定はいろいろありますが、カメラをどこか安定している場所に置き動かないようにして撮影しました。三脚がつかえれば便利なのですが、持って来ていないや持っていない場合には、このような方法をお勧めします。地面や壁、柱、机など写真撮影に向いた場所はたくさんあります。きれいな夜景撮影において、もっとも大切なことは手ぶれを防ぐため、三脚を使用するか、カメラを動かないようにすることです。三脚を使用した場合は、なるべく手振れ補正をoffにすることをおすすめします。

Point1. カメラを固定する
Point2. 三脚を使用した場合は、なるべく手振れ補正をoff

(XE-2+XF18-55mm)


(京都 DP2 Merrill)

三脚やカメラを固定しなくても高感度設定をすれば撮影はできるという人もいるかもしれません。下の写真は、ISO25600で手持ち撮影したものです。全体写真を見ても写真の粗さが目立ちます。左上部分は等倍率の画像なのですが、建物の細部は抜け、のっぺりとした見るに堪えない写真です。


(フィンランド ILCE-5100 キットレンズ f5.6 1/30s ISO25600)

一方、下の写真は三脚を用い、低感度で撮影した写真です。全体写真を見ても、建物の輪郭や細部がしっかり写っているのがわかるともいます。左上部分は等倍率の画像のですが、高感度で撮ったものと大きい違いがあることは一目瞭然です。これであれば、トリミングをしても十分に耐えうる写真です。


(マレーシア DP2 f2.8 1/3s ISO200)

DP2は非常にコンパクトのカメラなので、三脚もコンパクトで自由の効くゴリラポッドを用いてこの時は撮影しました。DP2とDP2 Merrillにゴリラポッドを使っていたのですが、とても相性が良く夜景撮影では欠かせないアイテムとなっていました。5年ほど酷使した結果、接続部が割れてしまいましたが、かなりの耐久性はあるともいます。販売価格を考えるとおすすめの三脚です。

次に大事なことは、写真を撮るときに指でシャッターボタンを押さないことです。いくら三極を使いきれいに写真が撮れても、ボタンを押す時にカメラが必ず動いてしまうからです。下の写真の灯りのとこを見てください。三角形の軌跡がたくさんありますが、シャッターボタンを押した時のブレです。


(ドイツ DP2 f7.1 8s ISO200)

このようなプレを回避するためには、2秒後や10秒後にシャッターをきる設定をします。少し待たなければなりませんが、このように辛抱強く待つことは、写真を撮ることで重要なことです。

Point3. 2秒後や10秒後にシャッターをきる設定


(スウェーデン ILCE-5100 キットレンズ f9 5s ISO200)

上記のフィンランドとスウェーデンの写真はソニーの同じカメラで撮ったものですが、写りかたは天と地ほどの差があります。説明がなければ同じカメラとは思えない売るレベルです。さて、ISO25600をISO200に変えた以外に、F値もf5.6からf9へ上げました。その結果、被写体が異なるのですが1/30sから5sへ大幅にシャッター速度が伸びました。

まずISO感度を下げることによって、写真のノイズの量が減ります。そしてF値を上げることによって写真の解像度が高まります。一方、シャッター速度が大きくのび、到底手持ち撮影は不可能なレベルになります。

Point4. ISO感度を下げる
Point5. F値を上げる

F値についてなんですが、これは絞り解放からおおよそを12までの間で設定をします。これ以上F値を上げると、解像度は悪くなります。一方、ある程度絞ることで写真のシャープさが増し解像度が高まります。さらに二つ上のドイツの写真のライトの部分を見てほしいのですが、ギザギザした閃光ができていますが、これは絞ることによる効果です。ズームレンズより、単焦点レンズで絞る方がこの閃光が出やすい気がします。

何はともあれ、夜景撮影には三脚が欠かせません。三脚は重くできるなら持ち運びたくないと思っています。そこで僕はいつも下の写真のようなる、ミニ三脚をかばんの中に入れています。場所もとらず、どうしても固定する場所がない場合にさっと出して使えるすぐれものです。

一方、F値をあまり上げず、ISO感度によるノイズを気にしないのであれば、三脚より手軽で軽い一脚という方法もあります。一脚では手振れ補正をONにしてください。夜間に一脚利用は長いシャッター速度の場合はブレるのですが、使うのと使わないのでは写真のブレ量は大違いです。一脚でISO感度の一段分から二段分の画質の改善はあるともいます。

(愛媛 XE-2+XF10-24mm f4 1/3 ISO640、一脚 手振れ補正あり)

以上、夜景撮影の方法でした。しっかり設定すると、拡大してもしっかり写っていますので是非試してみてください。

Point1. カメラを固定する
Point2. 三脚を使用した場合は、なるべく手振れ補正をoff
Point3. 2秒後や10秒後にシャッターをきる設定
Point4. ISO感度を下げる
Point5. F値を上げる
Point6. 取り敢えず撮ってみる


(スペイン DP2 f9 4s ISO200)

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